新潟生活の日記です。


by 新潟生活

カテゴリ:旅のこと( 36 )

偶然たどり着いてしまった蕎麦屋さん。
どきどきしながら暖簾をくぐってみたら入口に土井善晴さんの色紙があり、
いかにもおいしい惣菜を作ってくれそうな「元気なおかあさん」が迎えてくれ、
すぅと緊張がほぐれていきました。

おすすめはやっぱり冷たい蕎麦ということでざるそばをオーダー。
たっぷりと元気なおかあさんが運んできてくれたそのざるそばは、
しなやかで繊細な色合いの上品な細さ。
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そして野菜のてんぷら。
春菊ににんじん、そしてさつまいもかとさっくり頂くと・・・
なんとりんごのてんぷらでした(たべかけを失礼)。
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この辺りでは春はまだもう少し先で春らしさは盛られていませんでしたが、
信州特産のりんごのてんぷらがこっそり。
土地柄のひと添え、うれしいものですね。
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by yukkiki88 | 2012-03-29 08:19 | 旅のこと | Comments(8)

地場産工房

車を走らせていたら「地場産工房」という標識を発見。
矢印のさす方を目指したものの、行けども行けども出てこない「地場産工房」。
ようやくたどり着いたその「地場産工房」は・・・

一軒の蕎麦屋さんでした。
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アルプスの少女がブランコでもしていそうな美しい風景が広がっていて、
蕎麦屋さんの座敷の窓からもその景色が一望できるようになっているようでした。

というわけでここでお昼をいただくことに決定。
旅も人生も勘と縁と流れまかせがいいです。
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by yukkiki88 | 2012-03-28 21:53 | 旅のこと | Comments(0)

豆こごり

青森に行くとたいてい立ち寄る道の駅「なみおかアップルヒル」
ここで必ず買う定番のひとつ「豆こごり」
「豆こごり」は硬めの大豆を餅で固めて小ぶりな切り餅サイズに切った餅菓子のこと。
餅菓子と言っても驚くほど豆がびっしりで餅はほんのつなぎ役ていどのものです。
他のものはわかりませんが、こちらの「豆こごり」は生地に甘みはほとんどなくて、
上からふわりとかけられた砂糖入りのきな粉の甘味が少し。
少し歯ごたえのある豆を噛み締めたとき甘味が好きです。


豆好きにはたまらない豆もちの逆転発想のような「豆こごり」。
はたして餅なのか豆なのか。
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秋田にある「豆しとぎ」にもちょっと似ていますが、「豆しとぎ」は豆がすりつぶしてあるので、
豆の存在感については、大豆が丸ごとごろごろ入った青森の「豆こごり」の方が上手。
青森でしか味わえない大好きな餅菓子です。



と、そんな大切な「豆こごり」をなんとホテルに忘れてきてしまいました。
しかも気付いたのはすっかり旅を終えて新潟に戻って数日後。

今まで大切なものをたくさん置いてきぼりにしてきたような気がします。
これからは大切なものをちゃんと大切に守っていきたいです。
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by yukkiki88 | 2011-05-25 20:39 | 旅のこと | Comments(0)

青森の飯寿司

旅をすると、その土地独特の料理には幾つかは出会えますが、
本当に純粋で素朴なものというのはなかなか見られないものですね。
そんなものに出会えそうな場所というと直売所だったり道の駅でしょうか。

「道の駅ふかうら かそせいか焼き村」は、自慢の新鮮な魚介類はもちろんですが、
個性的な赤いいなり寿司や飯寿司から餅菓子までお米を利用した加工品がいっぱい。
特産の飯寿司は、鮭、にしん、ほっけなど見た目にも華やかで見事でした。

鮭の飯寿司。
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「飯寿司」というのはご飯に米麹を使ったなれ寿司のひとつで、
塩漬け魚(鮭、にしんなど)のそぎ切りと野菜などを交互に漬け込んだものです。
ご飯と麹が発酵した飯寿司は、たんぱく質だけでなくビタミンやミネラルまでたっぷり。
北陸の「かぶらずし」は乳酸発酵させたご飯で漬け込んだもの。
秋田の「はたはた寿司」には麹を使って漬けこんだもの。
そしてこの「飯寿司」はご飯と麹の両方を同時に使うのが特徴です。
この飯寿司、新潟にも作る地域があります。
いつか習得しえたい知恵です。
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by yukkiki88 | 2011-05-25 07:34 | 旅のこと | Comments(0)

うちわ餅

青森に滞在中、弘前の桜が満開と聞き、ある日の朝早く弘前へ。
なぜ早く出発したかというと、桜の前に行っておきたいお店があったから。

そのお店は弘前の最勝院五重塔の近くに続く老舗の餅屋「戸田うちわ餅店」
朝9時すぎに到着したのですが・・・早くもお店の外まで人の列。
1日200個作られるうちわ餅も9時開店10時完売だそうです。

名物の「うちわ餅」は注文すると胡麻だれに串に刺した餅をくぐらせてくれます。
こんなにこんなにたっぷり!
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この上なく深く黒くビードロのように照り輝く蜜入りの濃厚な胡麻だれは、
国産の良質な胡麻を丁寧に炒って、擦り、継ぎ足して作られているものだそう。

近所から駆け付けたであろう人がたくさん、商品は「うちわ餅」と「豆大福」のみ。
たくさん買うんだろうなとおもっていたら、前のおばあちゃんもその前のおじいちゃんも、
「うちわ餅3つに豆大福ひとつ」とかそんな買い方をしていました。

ひとつだけ頂いた豆大福を少し時間が経ってから包みから出してみると、
手渡されたときの餅肌が、早くも少しかたくなってきていました。
これが本当の餅の姿で、だからこそ食べる分だけ買う。というスタイル。
商品だけでなくお店をも含めた餅とのお付き合いを大切にする弘前の姿が印象的でした。


戸田うちわ餅屋さんのほど近い最勝院五重塔は、弘前城のような賑わいはありませんが、
負けないくらいの情緒としっとりした清々しさがあってとても好きな場所です。
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by yukkiki88 | 2011-05-20 07:24 | 旅のこと | Comments(0)
三上さんご夫妻の工房からの手仕事のリズムをBGMにかご選び。
果たして選べるのだろうかなっと思えるほどの多くの根曲竹細工の並ぶ部屋。
その部屋に入って、全部見渡さないうちにぐっと引き寄せられたのがこの平かご。

果物かごと記されてありながらも、頭に浮かんだのはうちで焼く週末のパンのこと。
長方形のクロスを敷いた上に焼きたてのパンを盛ってみたくなったのです。
浅い楕円形のかごで6角目に編まれた底の中心に細い竹が一本通ったデザイン。
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そして、サイドの編み目から透す透け感に惚れ惚れ。
もちろんブドウや洋梨、繊細な果物をのせてもしっくりくるだろうゆるやかな丸み。
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数あるかごの中で一番の安定感とたっぷりした大きさが魅力だった「脱衣かご」。
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こんなタグが付いていたのです。
もしかしたら「脱衣かご」という響きに魅かれたのかもしれません。
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これまたネーミングの影響でしょうか、買ってしまいました「りんご手かご」。
今年はこれを提げて叔父のりんごの収穫に行こうと思います。
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でも今は玉ねぎが入っています。



三上さんの工房に一枚のサイン色紙がありました。
三上さんは誰だかわからないけれど有名な人みたいだよっと言っていました。
三上さん、それは原 沙知絵さんですよ。
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by yukkiki88 | 2011-05-15 08:34 | 旅のこと | Comments(4)
青森県弘前の岩木山の麓にある一軒の工房。
すそ野の広い岩木山は弘前の町をふっくら包みこむようなおおらかさがあって、
岩木山のある風景を思うだけでも不思議なくらい穏やかな気持ちになるのです。
ここに暮らす佐藤初女さんが岩木山から離れられないと言っていましたが、
この岩木山のある風景を実際に眺めたらすんなり納得するはずです。

そんな岩木山の山麓にある一軒の工房は三上幸男さんの根曲竹細工の工房。
岩木山付近の根曲竹で編まれた籠は丈夫で耐久性に優れているのはもちろんのこと、
その網目の美しさも加わってそれはそれは極上の機能美を備えた芸術品。
工房の奥の一室にはしっかり丁寧に編みこまれた根曲竹細工の作品がずらり。
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アクセントカラーのあしらわれた竹箒はその存在だけでも和みの一品。
六角目等の大きな編み目で編まれたりんごかごや、
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繊細に細かい編み目で編まれた平かごや脱衣かごに魅せられて。
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大きな編み目も細かな編み目も、大きなかごも小さなかごも、どれも滑らかでしなやか。
一緒に暮らすうちにどんどん色艶味わいが出てくるんだろうなぁ・・・。
そう思うと、益々まだ青さの残るかごたちが魅力的に愛おしく思えてきました。



工房では幸男さんが編みあげる脇で、奥さんが根曲がり竹を丁寧に裂いていて、
規則的な編む音と裂く音がまるで音楽のように響いていました。
その軽やかなリズムは奥まで届いて心地いいBGMでした。

つづき
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by yukkiki88 | 2011-05-14 09:41 | 旅のこと | Comments(4)
北東北を訪れるといつもとても印象的だったのが「おにぎり」。
今回の旅ではそれらを写真に収めてきました。
写真に撮り始めてかた気付いたのですが、北東北のおにぎりはまん丸が多く、
写真ではわかりにくいかもしれないけれど、たっぷり大きいのです。
味噌が塗られていたり赤紫蘇や若生昆布というやわらかい昆布に包まれていたり、
海苔で包まれたものはあまり見かけませんでした。
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一番大きかったのは、青森の「四季の蔵 もてなしロマン館」のレストランの黒米のおにぎり。
この大きさからしてぎゅっとしっかり握ってあるんだろうと思ったら驚くほどふっくら!
古代米入りだからぱさついているかと思ったのに驚くほどふっくら!
もしかしたらお椀を合わせて振って丸くしたのでしょうか?厨房をのぞいてみたくなりました。
こちらのレストランは煮干しラーメンで有名のようでしたが、おにぎりがおいしかったです。
このふっくらさをずっと守り続けてほしいなと思いました。

負けずに大きかった山形の味噌むすび。
おこげがちらちらと見えるやわらかな味噌の色がとっても愛おしくて愛おしくて。


何だか、まん丸のおにぎりが作りたくなりました。
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by yukkiki88 | 2011-05-04 08:25 | 旅のこと | Comments(6)

北海道の中華まんじゅう

「中華まんじゅう」と聞いて、どんなものが頭に浮かびますか。
肉まん、あんまん?それとも三日月型のどら焼きのような和菓子?
新潟には後者の和菓子タイプの「中華まんじゅう」というものがあります。
楕円に焼いた「どら焼き」の皮にをあんこをのせて二つ折りにした、
三日月型の「どら焼き」のような、細工のない「鮎焼き」みたいなものです。
母たちの世代にとっては、仏事に欠かせない和菓子だったようで、
最近はすっかりみかけることがなくなったようですが懐かしいお菓子とか。
この「中華まんじゅう」、新潟ならではと思ったら、青森や函館にもありました。
ただ、新潟のものは「どら焼き」サイズですが、青森や函館のそれはその何倍も大きいのです。

函館駅近くの老舗のもち屋さんに入ったら、出来立ての「中華まんじゅう」が。
中華まんじゅうは焼き立てが一番!とご主人が言われるので公園でたべてみました。
500mlのペットボトルもびっくりの大きさ、これこそ函館の「中華まんじゅう」です。
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驚いたのはその大きさだけではなく、その生地のふんわり感。
ご主人が焼きたてに限るというのがよくわかりました。
どら焼きの皮のようにべたつかずふっくらパンケーキのような生地、
あんこたっぷりですが、どことなく洋菓子をも感じさせるのです。

同じ「中華まんじゅう」ですが、その土地の個性があるんですね。
信州にも「中華まんじゅう」があると聞きましたが、それもまた少し違うでしょうか。
主に北の方で密かに個性を放っている「中華まんじゅう」。
その名前の所以なども含めてちょっと不思議な魅力を感じるお菓子です。


もし、青森に、そして北海道にも足を延ばしたら、気にしてみてください「中華まんじゅう」。
青森のものはまだ食べたことはありませんが、同じようにこんな見事な大きさです。
しかし、函館や青森のかたは、この「中華まんじゅう」を切り分けて食べるのでしょうか。
それとも貫録の一人前?




買ったこともなく、今や販売もされていないようですが、この大きな中華まんじゅう、
かつて羽田空港のお土産にあった“空とぶ「でかドラ」”にそっくりだったようです。
もしやルーツはここにあった?かな?
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by yukkiki88 | 2011-03-08 08:22 | 旅のこと | Comments(8)

ヒメンコ

先月青森の直売所で買った「ヒメンコ」という名前の洋梨。
食べごろまでもう少しという色合いです。
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「ヒメンコ」に出会ったのは去年の9月、青森県は弘前でのこと。
早生リンゴのつがるの脇に並べられた爽やかな緑色の果実、
青リンゴかと近づいてみるとリンゴというよりむしろ洋梨のような形。
その上には「ヒメンコ」とあり、黄色くなったら食べ頃と書かれていました。
ひとつ買って食べてみたら、シャキっとした歯ごたえがそうリンゴのよう、
それでも酸味が無くて味としては梨ぽいなという印象でした。
「ヒメンコ」は、「日面紅」とか「姫の子」とかの漢字名をも持ちながら、
もともとはベルギー生まれの洋梨だそうです。
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by yukkiki88 | 2010-10-13 08:32 | 旅のこと | Comments(2)